bonding 設定
- 参考URL
富士通が公開しているマニュアルが良く出来ていて参考になります。
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primequest/catalog/manual/linux/
http://www.how2centos.com/centos-6-channel-bonding/
bonding 設定時の注意点
CentOS 5とCentOS 6とで設定するファイルが異なる点に注意が必要です。
- CentOS 5の場合
--- a/modprobe.conf
+++ b/modprobe.conf
@@ -2,3 +2,4 @@
alias eth1 bnx2
alias eth2 e1000
alias eth3 e1000
+alias bond0 bonding
- CentOS 6の場合
--- /dev/null
+++ /etc/modprobe.d/bonding.conf
@@ -0,0 +1 @@
+alias bond0 bonding
インターフェースへの追加設定は、CentOS 5/CentOS 6とで違いはありません。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0には通常のインターフェース設定と共に、以下のような一行を追記します。
なお、ここではmodeにactive-backupを指定しています。
$ tail -1 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0 BONDING_OPTS="mode=active-backup miimon=100 primary=eth0"
オプションの項目/内容についてはドキュメントを参照してください。
/usr/share/doc/iputils-*/README.bonding
ここで注意が必要なのは、記述間違い(typo)した場合、mode=balance-rr(ラウンドロビン)でupしてしまう(ことがある)点です。
ネットワーク構成によっては、通信が出来たり出来なかったりと不安定に見えたりしますので、設定後はmodeを確認しておくと良いでしょう。
- CentOS 5の場合
$ cat /proc/net/bonding/bond0 Ethernet Channel Bonding Driver: v3.2.4 (January 28, 2008) Bonding Mode: fault-tolerance (active-backup) Primary Slave: eth0 Currently Active Slave: eth0 ...
- CentOS 6の場合
$ cat /proc/net/bonding/bond0 Ethernet Channel Bonding Driver: v3.6.0 (September 26, 2009) Bonding Mode: fault-tolerance (active-backup) Primary Slave: eth0 (primary_reselect always) Currently Active Slave: eth0 ...
デバイス/インターフェース名の「ずれ」対策
ハードウェア構成の変更や、カーネル/OSのバージョンアップによって、デバイス/インターフェース名の組み合わせが変わってしまう場合があります。
これは、主にデバイスを認識する順番が変わってしまうことにより発生するのですが、これがネットワークインターフェースで発生してしまうと、通信経路やbonding構成に影響を及ぼす恐れがあります。
そこで、複数インターフェースで構成する場合、デバイス(MACアドレス)とインターフェース名を明示的に記述/固定化しておく必要があります。
CentOS 5ではインターフェース設定ファイルである/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-{インターフェース名}内のHWADDRパラメータにMACアドレスを記述することでインターフェースの固定化が行えます。
CentOS 6からはudevで管理されるようになり、そのルールファイルである/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rulesに記述します。
なお、ルールファイルの名前はudev-postで自動生成しなかった場合、別のファイル名になっているかも知れません。
設定方法等の詳細については、冒頭で紹介した富士通のマニュアルで(インターフェース以外のデバイスにも言及されています)確認してください。